◇ 老舗生地屋4代目・若さんのオススメ ◇
◇ 高富店店長・手芸男爺(ダンジー)の開運小物 ◇
作品名:鯉
手芸男爺の作り方のポイント♪
中国では鯉は龍門という急流を登りやがて龍になるとされ、出世魚として尊重されていました。
日本でも端午の節句に鯉のぼりを立てるように、鯉が流れに逆らって泳ぎ、また滝を登る姿が好まれました。
作品名:金の青海波柄バッグ
手芸男爺の作り方のポイント♪
表側のラメ入りサテンだけでは薄く耐久性が低いので、裏側に帆布を貼っています。
また、持ち手の部分はアクリルのカバンテープに細く切ったジャガード生地を縫い付けることで、オリジナルのテープにしてあります。
黒色と組み合わせることで嫌みのない仕上がりになっているのではないでしょうか
◇ 老舗生地屋4代目・若さんの和柄説明 ◇
菊
菊は香りが良く、奈良時代にまず薬用として中国から伝わりました。菊を浸した水を飲むと長寿が保てるという中国の故事から、長寿の象徴として扱われています。鎌倉時代には意匠として大流行し、桃山時代に秋草のひとつとして加わりました。
梅
梅の原産地は中国で、日本へは奈良時代より少し前(恐らく飛鳥時代あたり)に伝わったようです。奈良時代の貴族たちの間で競って屋敷に植えられたといいます。菅原道真もこよなく愛したため、学問が栄えるときに見事に咲くという言い伝えがあります。こうした事から天神信仰とのかかわりもあり、中世には庶民にも好まれました。 「梅」は太宰府天満宮、「星梅鉢」は北野天満宮などが用いています。また加賀前田氏の「加賀梅鉢」なども有名ですね。
牡丹
牡丹は中国原産で、中国では豪華なことから「花王」と称し、富貴の象徴としてきました。日本には奈良時代に伝来し、平安時代に普及しました。牡丹に獅子や蝶を配した文様などが有名ですね。
亀甲
正六角形の幾何学文様はもとは西アジアに起こり、中国や朝鮮から日本に伝わりました。日本では亀の甲羅に似ているのでこの名前がつけられ吉祥文となりました。
麻
手綱ぼかし麻の葉文様のレーヨンちりめん生地は、手芸用に人気の和生地です。 形が麻の葉に似ていることで名付けられた麻の葉文様は、麻の木がすくすくと育つことから子供の成長を願って産着に用いられていたようです。現代でもなじみの深い、日本人にとって和心を思い起こさせてくれる麻の葉模様の生地、別の文様と組み合わせたり、配色によってさまざまな美を作りだせるので、広く好まれています。
七宝
仏教でいう七宝との関係は解りませんが、七宝の円形は円満を表します。
青海波
大海原をあらわす波の模様として古くから使われてきた柄です。